クリニック開業支援 クリニック開業までの流れとやるべき事 税理士法人 FP総合研究所
6.事業計画書の作成
事業計画の基本的な考え方

【医業収入の構成要素】

医業収入 = 1日1人当たり保険診療単価 × 来院延べ患者数

保険診療単価は、1人当たりの見込み金額が「社会医療診療行為別調査報告書」のデータから裏付けされていますので、収入の増減を決定するのは単純に来院患者数の増減ということになります。通常は実動日数に一日の来院患者数に診療単価を掛けて、1ヵ月の収入を算定します。開業時に投下した投資にランニングコストとしてかかる諸経費を含めて、月々いくらかかるのか、赤字にならない損益分岐点売上(収入)を最初に算定し、損益分岐点売上を確保するための時間を3ヵ月後にするのか6ヵ月後にするのかという資金繰りを考慮して判断をします。

【医業収入の算定式

  • 医業収入は通常、以下の4種類の収入で構成され、
    それらの収入総額を算定することとなる。
  • 1. 窓口収入 外来: 社会保険・国民健康保険
    入院: 社会保険・国民健康保険
    2. 保険請求収入 外来: 社会保険・国民健康保険・公費
    入院: 社会保険・国民健康保険・公費
    3. 自由診療収入 労災保険収入
    自賠責保険収入
    分娩収入
    健康診断・文書料ほか
    4. その他収入 公費等の取り扱い手数料など

  • 医業収入は通常、以下の4種類の収入で構成され、
    それらの収入総額を算定することとなる。
  • 【外来収入の場合】
     収入(月)=外来患者数(1日)×1日1人当たり診療単価×診療日数
    【入院収入の場合】
     収入(月)=入院患者数(1日)×1日1人当たり入院単価×暦日数


さらに、医療機関の場合には、収入金額にあたる診療報酬の請求は入金決済までにタイムラグが生じるため、これを想定した資金繰りを立てることが必要です。
例えば1月に発生する請求に関しては3月末に入金になります。売上の発生から入金まで3ヵ月の期間が必要となります。この期間における変動費項目(薬代や検査代、医療消耗品代など)については、保険請求額が入金になった翌月から支払いをするという形をとり、支払い開始日を3ヵ月据え置いた後の4ヵ月目からにするという契約を取り付けるのが一番のポイントです。

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