【No558】令和8年度 税制改正 ~ 青色申告特別控除の見直し

令和8年度税制改正において、以下のとおり青色申告特別控除が見直されました。

なお、今回の改正は、令和9年分以後の所得税について適用されます。

1. 青色申告特別控除の改正内容

今回の改正により、青色申告特別控除額が下表のとおり再編されました。

(※)前々年収入とは、その年の前々年分の不動産所得・事業所得に係る収入金額をいいます。

2.「優良な電子帳簿の保存」を利用するためには

優良な電子帳簿の保存を利用するためには、その年分の事業に係る仕訳帳及び総勘定元帳について、「優良な電子帳簿」の要件を満たして電子データによる備付け及び保存を行う必要があります(適用を受けようとする年分の確定申告期限までに届出書を提出する必要があります。)。

なお、優良な電子帳簿とは、「モニター、説明書等を備え付ける」などの電子帳簿を保存するための要件に加えて、以下の3つの要件を全て満たした電子帳簿をいいます。

3.「請求書データ等との自動連携」を利用するためには

請求書データ等との自動連携により青色申告特別控除の適用を受けるためには、国税庁⻑官が定める基準に適合するシステムを使用した上で、電子取引データを下記の要件を満たして送受信・保存を⾏い、確認できるようにしておく必要があります(適用を受けようとする年分の確定申告期限までに届出書を提出する必要があります。)。

▽送受信・保存の要件▽

《電子取引データの自動連携に対応した会計ソフト等のイメージ》

(出典:国税庁「請求書等を帳簿に⾃動連携する仕組みに対応した制度が新設されました」)

・請求データのイメージ(Peppol)

Peppol(ペポル)は、「4コーナーモデル」と呼ばれるアーキテクチャを採用しています。ユーザー(売り手(C1))は、自らのアクセスポイント(C2)を通じ、Peppolネットワークに接続し、買い手のアクセスポイント(C3)にインボイスデータを送信し、それが買い手(C4)に届くという仕組みです。

 

 

(出典:デジタルインボイス推進協議会)

・決済データのイメージ(ZEDI(ゼディ))

ZEDI(全銀EDIシステム)とは、支払企業から受取企業に総合振込 を行うときに、支払通知番号・請求書番号など、さまざまなEDI情報 の添付を可能とするシステムです。

ZEDIの導入によって、総合振込に添付された請求データを相手先の企業に連携することが可能となります。

 

(出典:一般社団法人 全国銀行協会「金融EDIシステム「ZEDI」のご案内」)

(文責:税理士法人FP総合研究所)